はじめに
株価2000円→1円
上場廃止で、ほぼ全損しました。
しかも
売るチャンスは何度もあったのに
自分の判断で逃しました。
なぜこうなったのか。
正直に書きます。

当時の自分の投資ルール
当時の私は、いわゆるバリュー投資を意識していて、以下のような基準を持っていました。
- PER15倍以下
- PBR1倍以下
- 売上および利益が伸びている
このルール自体は概ね間違っていないと思います。
ルールを破った瞬間に負けは決まっていた
同僚にこう言われました。
「この企業再生を手がける投資会社、これから上がるよ」
当時、その銘柄はネット掲示板でも話題になっており、
いわゆる「時代の寵児」のような扱いを受けていました。
本来のルールには当てはまらない、実態の掴みづらい新興市場の銘柄でした。
それでも
- 信頼している同僚の勧めだった
- 乗り遅れたくない(FOMO)という焦りがあった
- チャートが右肩上がりで、勝てる予感しかしなかった
という根拠のない「感情」に支配され、
👉 約2000円で100株(約20万円・当時)購入
今振り返れば、自分の「聖域(ルール)」を自分自身で汚した瞬間に、負けは確定していました。
その後の末路
- 一時的に上昇する場面もあった
- しかし長期的には下落
そして最終的に
👉 株価1円
👉 上場廃止
約18年保有し続けた結果がこれでした。
ただ、18年間ずっと一直線に下がり続けていたわけではありません。
一時的に戻す場面もあり、そのたびに「ここで売るべきではないか」と考える瞬間はありました。
それでも私は、「もう少し戻るかもしれない」「今売ったら負けを認めることになる」と考え、結局判断を先送りし続けました。
今思えば、あのとき売れなかったこと自体が、すでに投資判断ではなく感情に支配されていた証拠だったと思います。
なぜ売れなかったのか(ここが本質)
理由はシンプルです。
- そのうち戻ると思った
- 売ることで、自分の失敗が確定するのが嫌だった
- 判断を先延ばしにした
👉 典型的な「塩漬け」です
今思えば、私は損失そのものよりも、
「自分の判断が間違っていた」と認めることを避けていたのだと思います。
その結果、銘柄を見直すのではなく、判断を先送りし続けてしまいました。
さらに本質的には
👉 「売るルールがなかった」
これがすべてでした。
正直、5年もたつ頃には、もうどうでもよくなっていました。
すでに「無くなったお金」のように感じてしまい、「20万円なら仕方ない。高い勉強代だった」と半ば諦めていたのです。
これは冷静な判断ではなく、損失に向き合うことをやめてしまっていた状態だったと思います。
私の場合は、
👉 「購入時の前提が崩れたら見直す」
という考え方を持つようになりました。
この失敗から学んだこと
ここが一番重要です。
他人の勧めで株を買わない
どんなに信頼している人でも、責任を取るのは自分です。
👉 必ず自分で調べて納得してから買う
自分のルールを破らない
当時の自分にはルールがありました。
それを例外で崩したことが、すべての原因です。
👉 私の場合は、「例外を作ること」が一番の失敗につながりました。
急騰している銘柄には手を出さない
話題株・急騰株はすでに遅いことが多いです。
👉 「上がっているから買う」は危険
今ならどう判断するか
今振り返ると、当初の前提であった売上成長が崩れた時点で、保有を見直すべきでした。
少なくとも、買値から20%下落した時点で、損切りを含めて保有継続を見直すべきだったと思います。
私には、買うルールはあっても、売るルールがありませんでした。
現在の私の投資ルール(完成版)
この経験を経て、現在は以下の基準で投資しています。
■ 買う条件
- 売上が3期以上成長している
- 営業利益が安定している
- 時価総額500億円以上
※PER・PBRは参考程度(単体では判断しない)
■ 買わない条件
- 赤字企業
- 営業キャッシュフローが不安定
- 短期で急騰している銘柄
- 時価総額300億円未満
■ 補足ルール
- 300億〜500億は個別判断
- 原則は500億以上を優先
👉 再現性のあるルールにすることが重要
なぜ時価総額500億円を基準にしたのか
理由はシンプルです。
👉 小型株はリスクが高すぎるから
小型株は👇
- 値動きが荒い
- 上場廃止リスクがある
- 業績が不安定
実際に私が保有していた株も
👉 小型株でした
私が時価総額を重視するようになったのは、単に小型株は危険だと言いたいからではありません。
実際に痛感したのは、規模の小さい企業ほど、業績の不安定さや事業の見えにくさがそのまま株価の大きな振れにつながりやすいということでした。
当時の私は、PERやPBRの低さだけを見て「割安で安全そうだ」と考えていましたが、本当に見るべきだったのは、企業の継続性や事業の安定性だったのだと思います。
現在のポートフォリオとの違い
現在は👇
- 大型株・中型株中心
- 分散重視
- インデックス投資も併用
👉 1社で致命傷を受けない設計
分散することで、例えばホンダが2026年2月に減益を発表し、株価が大きく下落した場合でも、
その影響はポートフォリオ全体では小さく抑えられます。
まとめ
今回の失敗をまとめると
- 他人の勧めで株を買った
- ルールを破った
- 損切りできなかった
- 小型株に手を出した
👉 すべて避けられた失敗でした
最後に
この経験があったからこそ、今の投資スタイルがあります。
これから投資を始める人には
👉 同じ失敗をしてほしくない
投資はすべて自己責任です。
この結果について、同僚に対して負の感情はありません。
ちなみに、私がこの株を保有していた期間中、S&P500は上昇しており、
仮に同期間にインデックス投資をしていた場合、結果は大きく異なっていた可能性があります。
※具体的なリターンは期間や為替により異なります
私の場合は、
👉 一度の大きな損失が、その後の投資に大きく影響する
ということを強く実感しました。
だからこそ、私には大きく負けないための「投資法」が必要なのです。
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